ブラックペアンseason2にて、遂に天城先生と渡海先生の2人が双子だという事実が発覚しました。
同じ顔(二宮さん二役)での演出だった為に、2人は何か関係があるのでは?とずっと疑問点だったのではないでしょうか。
ですが更なる疑問点が浮上します。season2の第8話でも垣間見せた佐伯先生の天城先生に対する想い入れです。
とても他人事とは思えない態度でしたね。
そして改めて、天城先生のシャンスサンプルの理由とは?気になる点ですね。
・天城先生の二者択一の意味について
今回もブラックペアンに魅了された筆者が、独断と偏見に基づき佐伯先生の想いと天城先生の二者択一の意味を、今後の展開と共に考察していきます。ぜひ最後までご覧ください。
chance sample?
lire? or fermer?
(ここからはネタバレを含みます)
何故佐伯先生は、天城先生に対し、想い入れが強いのだろうか?
シーズン2の第8話で天城先生と佐伯先生が真実について語り合っていました。
自分の命が他人の手で勝手に操られていた事を知った天城先生は佐伯先生当たり散らします。
天城先生が自らの運命に悔やみ苦しむ姿を見た佐伯先生は「私が必ず救ってみせる」と強く応えていました。
何故これほど佐伯先生は天城先生に対し、想い入れが強いのか?
気になる可能性を2つ予想してみました。
①天城と渡海は佐伯教授の息子
【考察内容概略】
・天城と渡海→佐伯教授の息子
・春江さん→密かに関係持ち
実は渡海先生と天城先生は2人共、渡海一郎先生の息子ではなく、佐伯先生と密かに関係を持っていた春江さんとの間に出来た子供だったという予想です。
物語の第8話では渡海先生と天城先生は渡海一郎先生の息子だということが明らかになりました。
しかし、実は一郎先生の本当の子供ではなく、佐伯先生と密かに交際していた佐伯先生との間に生まれた子供だったのではないでしょうか。
でなければ、佐伯先生の天城先生に向ける想い入れの深さが納得できませんよね。
ただ単に恩師の息子だからという理由だけでは説明がつきづらい程の愛情深さだと感じました。
②天城司に息子の未来を託されていた。
【考察内容概略】
・佐伯教授→天城司に息子の未来を託される
・佐伯教授→時が経ち、天城先生を日本へ呼び戻す計画建てる
・天城先生→スリジエハートセンター長に任命、日本へ帰還される
かつて恩師でもあった司先生に、天城先生の行く末を見守るよう託されていたという予想です。
司先生は天城先生の弟の為に片割れ状態となってしまった心臓を治すために必死でした。
第8話でも明らかになりましたが、それは自分達が決して犯してはいけない禁忌である血管の移植手術を行なってしまった為、そして司先生の天城先生に対しての愛情だったとも言えます。
司先生が今現在どうしているかは物語では触れていませんでしたが、第8話で天城先生に真実を話すシーンで「司先生は生涯を賭してお前の心臓を治そうとしていた」というセリフの流れから、あくまで想定の範囲ですが、恐らくは既に他界しているのでしょう。
生前に佐伯先生は司先生から、自分に万が一が起きてしまった場合、天城先生の未来を託されていたのです。必ず心臓を治してほしいと。
だからこそシーズン2第1話で、オーストラリアでの学会に天城先生の名が現れた時に、佐伯先生は頃合いだと思い、医者としての権威を積み上げかつ時期的にも心臓が危ないと察知した佐伯先生は、天城先生を日本へ招待します。
そして建設中のスリジエハートセンターのセンター長というポジションをプレゼントする形で再び日本へ呼び戻したのです。
つまりスリジエハートセンター建設の真の意味は、天城先生の為だったとも言えます。
天城先生は何故シャンスサンプル(二者択一)に拘るのか?
天城先生が絶対に外せないルール、それは患者に全財産の半分を賭けさせて勝負する二者択一のギャンブルです。
chance sample(二者択一)をフランス語で、シャンスサンプルと読みます。
でずが何故執拗にシャンスサンプルに拘るのか?
以下に予想できる考察をまとめてみました。
①ダイレクト・アナストモーシスがギャンブルだから
【考察内容概略】
・ダイレクト・アナストモーシス→ギャンブル性の高い手術
・患者→自らの運命を決断させられる
ダイレクト・アナストモーシスがギャンブル性の高い手術の為という予想です。
詰まった冠動脈を接続させるために、内胸動脈を離断させるのは患者にとってもリスクが付きものと、シーズン2第2話で安島先生が仰っていました。
天城先生自身もそれを認め、「これはギャンブルだ」と答えています。ですが天城先生は高難度な直接吻合法をいとも容易く行ってしまいます。
他の医師や患者にとってはギャンブルでも、天城先生にとっては決してギャンブルとはなり得ない、だからこそのシャンスサンプルであり、患者自身に自分の運命を決めさせるという儀式なのではと考えます。
②最良の選択を運に任せている
【考察内容概略】
・天城先生→シャンスサンプルで天任せ
現実から少しでも逃れるための、自分をコントロールするための回避術だという予想です。
幼少期から心臓が悪く、完治出来なかった自分の病気と向き合い続ける天城先生は、生きたくとも長く生きれないと察知していました。
シーズン2第8話にて「育ての親のお陰で病気と向き合うことが出来た」と言っています。
しかし、刻々と近づいてくる自分の心臓の終わりを感じざると得ない状況から絶望感に苛まれた。
だからこそ、自分で運命を切り開くことの無意味さを痛感し、いっそ全ての選択を運に任せてしまえという、辛い現実からの一時的な逃避行動なのではないでしょうか。
選択を天に任せて思考停止状態を作ることで、自らの行動を義務化し、自分に襲いくる絶望からの脱却だったのだと考えました。
③患者に現実を知らしめる
【考察内容概略】
・ダイレクト・アナストモーシス→ほぼ失敗しない無敵の冠動脈術式
・天城先生→神の代弁者として患者を選定
・患者→現実を見据えさせられる
ダイレクト・アナストモーシスがほぼ100%完治させられる手術です。
自分の命がいずれ尽きてしまうと悟っている天城先生は、自分の神の手術を平等に与えるのではなく、選ばれた人間にのみ与えるという、いわば神の選定を行なっているのだという予想です。
自分の心臓こそ、自らが編み出した術式で完治できるのだというのに、皮肉にも自分自身が欠陥を持ってしまったが故に神の代弁者として成り替わり、天は二物を与えないのだと患者に対して現実を知らしめる行為だったのです。
よく聞くセリフで「人生はそんなに甘くない」というところでしょうか。
自分にしか出来ない術式であり、そして過去に自分が金銭面で家族と離れ離れになったしまったと思っていたからこそ、安売りすることは出来ず、対価と条件を出しているのだと考えました。
「タダで治る程手術費用は安くない」のです。
※実際には天城先生は金銭面ではなく、血管移植による違法行為を隠すための対策として、海外生活を送ることになったと第8話で真実は語られています。
しかし天城先生は渡海先生の実家に来るまで、真実を知りませんでした。
上記の予想は、天城先生が渡海先生の実家に来るまでの、シャンスサンプルを行なっていた考察になります。
ダイレクトアナストモーシスが生まれた理由は
天城先生は自分自身の心臓を治す為にダイレクトアナストモーシスを編み出したと考えます。
何故なら天城先生の心臓は過去に多発性冠動脈瘤を引き起こし、血管の詰まりやすい静脈でバイパスされ応急処置された状態でした。
完全に直す為には直接吻合による手術しか無かったのです。
天城先生はいつか自分の心臓を治す為の足掛かりとして、ダイレクトアナストモーシスを生み出しました。
それは未来にエルカノのようなAI技術が発展する事を予測してたのだと考えます。
いつか自分の心臓を治すために。
まとめ
以上がブラックペアンseason2の今後の展開予想と考察になります。
あくまで筆者の個人的見解を含む推測なので、ご承知おき下さい。
この記事では
佐伯先生が天城先生に対し思い入れが強い理由について
①天城と渡海は佐伯先生の息子
②天城司に息子の見守りを頼まれていた
天城先生がシャンスサンプルに拘る理由について
①ダイレクト・アナストモーシスがギャンブルだから
②自らの選択を運に任せているから
③患者に現実を知らしめる為
についてまとめてみました。
最後までご覧くださりありがとうございました。
【医療ドラマ】ブラックペアンに関する記事はこちらも参照ください。
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